インテリア | Interior

石の蔵の外観は、業務用倉庫だった面影をほぼそのまま今に残していますが、内部にはその印象とは異なる空間が拡がっています。その店内の各エリアを、そして作り手を紹介いたします。

梁まで6メートル近くある蔵の壁は、手掘りだったころの豊かな表情を残した大谷石がどっしりと積み重ねられています。その古い蔵のたたずまいを活かした店内は悠久のときを過ごしてきた自然素材に溢れています。
幻想的に直立する巨大な和紙の光柱、野趣溢れる木の家具、瓢箪の照明などがダイナミックに配され、モダンでありながら、どこか懐かしい心地よさを演出しています。

天井までの高さを活かした造りは、個室でありながら開放感があり、蔵の歴史が感じられる空間です。10名席を2室と4名席、6名席を1室ずつ備えておりますが、仕切りを開放することで、着席で最大30名様までのご利用も可能です。ご接待やご家族でのお集まりに、また立食でのパーティと様々なシーンにご利用いただけます。

本館からカフェ&ショップエリアに足を踏み入れると、高さが4メートルにもおよぶ巨大な木のレリーフが目に飛び込みます。そして梁、小屋組み、大谷石の壁は蔵のたたずまいを残す一方、弧を描いた白いモダンな壁が切れ込む空間の1階にはショップが、そして螺旋階段の上にはカフェラウンジがあります。

設計

新藤 力  Chikara Shindo http://www.zyappu.com/power/

1954年広島市生まれ。(株)スーパーポテトにおいて、「無印良品1号店」をはじめ各店を手がけ、「春秋」(三宿店、赤坂店)、「成田ゴルフ倶楽部」など数多くの商業建設設計にたずさわる。1995年に独立し、(有)パワーを設立。以後、「宮下」(元麻布、丸ビル)、「燈々庵」(あきる野市)、カメレオン(東麻布)をはじめ、多くの店舗デザインで注目を集め続けている。

「石の蔵」の設計理念

吉祥の意味を持つ「立湧文様」を施した大和和紙の光柱、精密な細工の瓢箪の明り、竹小舞下地組みのスクリーン、土間、手で刻んだ石の水盤、大谷石の情念を引き出す舞台照明の手業、そして拭き漆で仕上げた作家による大工 。手を加えるのではなく、手をかけることに長けた作家性を挿入しながら、非可逆的にアノニマス(無名性)を構築することによって、ヴァナキュラー構造物の代謝プロセスを突然変異させることなくモダンと共存させ、単に地域の遺産としてではなく、日常の継続的なかかわりの中で“石の蔵”が存続していくことを目指した。

照明設計

山下 裕子  Yuko Yamashita

照明デザイナー。1962年東京生まれ。武蔵野美術大学を卒業後、インテリアデザイン事務所を経て、MGS照明設計事務所に勤務。「燈々庵」(あきる野市)、「ロオジエ」(銀座)をはじめ、さまざまな店舗の照明設計にたずさわるかたわら、展覧会、ファッションショー、コンサートも数多く手がける。2001年に独立し、Y2 Lighting Designを設立。以後、「カメレオン」(東麻布)、「KIDSizeDESIGN展」(新宿パークタワーホール)の照明設計を行う。 2001年には「照明学会照明デザイン賞奨励賞」を受賞。2002年に韓国デザインセンター(韓国)での「DESIGN TREND 2005」の展示会照明計画を担当する。

家具 木工 石門

富田 文隆  Fumitaka Tomitahttp://tomitaproject.com/

木工家。1953年群馬県生まれ。スウェーデンのカールマルムステン工芸学校において家具製作を学ぶ。帰国後、群馬県赤城山中に工房を設立し、創作活動をはじめる。「宮下」(元麻布、丸ビル)、「カメレオン」(東麻布)をはじめ、さまざまな店舗の家具を手がける。また、1988年に「ザヴァピープル」(六本木)、1990年に「ギャラリーアートポイント」(銀座)、2007年に「夏目美術館」(九段南)、「ウイルデンスタイン東京」(丸の内)で個展を開催。東京国立近代美術館工芸館で開催された「現代の木工家具」(2003年)、高崎市美術館での「刻む人」(2005年)に出展。

和紙光柱

堀木 エリ子  Eriko Horikihttp://www.eriko-horiki.com/

和紙デザイナー。1962年京都生まれ。バー「雪月花」(1992年)などの商業施設から、成田空港第1旅客ターミナル到着ロビー「ライトキューブ」(1998年)、東京ミッドタウン「ブリッジ光壁」(2007年)といった公共施設まで、数多くの建築やインテリアにたずさわる。また、「ヨーヨー・マ シルクロードプロジェクト」では舞台美術を手がける。「ウーマン・オブ・ザ・イヤー賞2003」を受賞する他、2004年には「和紙と光のアート展/堀木エリ子の世界」(松下電工NAISミュージアム/東京)、2007年には「堀木エリ子の世界~和紙から生まれる祈り~」(横浜そごう美術館、そごう心斎橋)を開催。

螺旋階段・什器・アートワーク

田中 潤  Eriko Horikihttp://s-a-h-i.com/

1981年 東京生まれ。鉄の造形家 松岡信夫氏に師事後、 2011年に埼玉県狭山市に工房 Sa / Hi を設立。 鉄を主とした造形を中心に、八雲茶寮、HIGASHIYAGINZA等に作品を納める他、 住宅の手摺や門扉、建築金物、工芸品、オブジェなどの制作を行う。

家具

KINTA http://www14.plala.or.jp/KINTA-STUDIO/work/work.html

1960年長野県飯田市生まれ 。土、鉄、木等、様々な素材を使用し多種多様な作品を創り上げる。1996年に栃木県益子町にGALLERYをオープン。STARNET、もえぎ(益子町)、目加田酒店(宇都宮市)などの家具、内装を手掛ける。

石水盤

氏家 慶二  Keiji Ujiiehttp://ujiie.holy.jp

彫刻家。1951年桐生市生まれ。79年より石による作品を発表、数多くの公共モニュメントを手がける。1991年にU.G.A.STUDIOを設立し、パブリックアートに積極的に取り組む。2001年に大阪市都市環境アメニティー賞を受賞。また2004年には「光の柱」(ヒルサイドギャラリー/代官山)を開催。2007年にバリ島にスタジオを構え、日本だけに留まらず世界へと活動を広げている。

瓢箪照明

佐藤 孔怡  Kouji Sato

瓢箪灯作家。1954年宇都宮市生まれ。1995年より瓢箪を用いた照明の製作をはじめる。1998年、益子町の穀物菜食カフェレストラン「JAMU LOUNGE」の内装および家具のデザイン・製作を手がける。2001年にギャラリー&ショップ「ひょうたんの灯り」を益子に開設。2005年には「ひょうたんの灯り展」(恵比寿三越)を開催。

挿花/造形・IKEBANA

川上 裕之  Hiroyuki Kawakami

1964年栃木県鹿沼市生まれ。1998年「造形・IKEBANA'98」(Bunkamura ザ・ミュージアム)、2000年、2005年「原宿クエストホールエントランスディスプレイ」、2002年とちぎフラワーフェスタ「ディスプレイ」部門最優秀賞を受賞など、フラワーアーティストとして幅広く活躍。2006年には「染と花のコラボレーション・それぞれの表現展個展」(エスパスOHARA/表参道)に出品し、個展にも積極的に取り組んでいる。fooga誌特集「男の華道(はなみち)」(2005年)に取り上げられる。現在、川上裕之「花STUDIO」主宰、「花の教室」講師。小原流本部ビギナースクール講師、小原流研究院講師、宇都宮支部幹部を務める。

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